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2023-07-30 10:00:00

MIX9日目→サイドチェーン処理とは

サイドチェーン処理の基本

サイドチェーン処理の基本

サイドチェーン処理とは、ある音(キックドラムなど)が鳴ったときに他の音(ベースラインなど)の音量を自動的に下げるというテクニックです。特にダンスミュージックでは、キックとベースが同時に鳴ると低音がぼやけてしまうことから、キックが鳴るタイミングでベースの音量を下げることでクリアなミックスを実現します。


Ableton Liveでのサイドチェーン処理の手順

以下、Ableton Liveを用いたサイドチェーン処理の基本的な手順を説明します:

  • 1. ベーストラックにコンプレッサーをインサートキックが鳴るとベースの音量が下がるように、ベースのトラックにコンプレッサーを挿入します。
  • 2. サイドチェーンを設定「Sidechain」セクションを開き、「Audio From」にキックのトラックを選択します。
  • 3. コンプレッサーの調整「Threshold」を下げて、キックの音が鳴ったときにベースの音量がどれくらい下がるかを調整します。「Ratio」を上げると、音量の下がり方が強くなります。「Attack」と「Release」も調整します。

サイドチェーン処理のクリエイティブな活用

サイドチェーン処理を活用した楽曲としては、ダフトパンクの「One More Time」が有名です。キックの音が鳴るたびに他の全ての音が下がることで、リズムが際立っています。このような手法は、クリエイティブな表現としても使えます。音楽の幅を広げる有用なテクニックの一つです。


サイドチェーン処理が顕著な曲

  • Avicii - "Wake Me Up"
  • Skrillex - "Bangarang"
  • Calvin Harris - "Summer"
  • Zedd - "Clarity"
  • Swedish House Mafia - "Don't You Worry Child"
  • Deadmau5 - "Ghosts 'n' Stuff"
  • David Guetta - "Titanium"
  • Tiësto - "Red Lights"
  • Chainsmokers - "Closer"
  • Marshmello - "Alone"
2024.10.05 Saturday