日記
2023-07-29 10:00:00
MIX8日目→バス処理と使い方
バス処理とは、オーディオ信号を一つの経路にルーティングして処理する手法のことを指します。
このバスには、個々のオーディオトラックからの音が集まり、それぞれの信号を一つにまとめる役割があります。
この結果生じる一つの音声信号を、エンジニアはさまざまなエフェクトやプロセス(リバーブ、コンプレッション、イコライジングなど)を通じて調整します。
例えば、Logic Pro Xを使ってバス処理を行うステップを考えてみましょう
1. まず、バス処理を適用したいトラックを選択します。例えば、ドラムのトラック群(キック、スネア、ハイハットなど)がこれに当たります。
2. 選択した各トラックの出力設定を新しいバス(例:バス1)にルーティングします。これにより、これらのトラックからの音声信号は全てバス1に集約されます。
3. バス1のトラックにエフェクトを追加します。例えば、全体的なドラムサウンドにコンプレッションをかけたい場合、このバス1にコンプレッサープラグインを追加します。
4. 最後に、バス1のトラックのエフェクトを調整して、ドラムのサウンドが全体として統一感を持つようにします。
このように、バス処理は複数のトラックをまとめて同じエフェクトや処理を適用したいとき、または特定のトラック群(例:ドラムやバックボーカル)を全体として調整したいときに非常に役立つ手法です。
これにより、個々のトラックを個別に調整するよりも効率的にミックスの調整が可能になります。
かっこいいミックスには絶対必要なテクニックとなりますので、ぜひともがんばって習得して下さいね!