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2023-07-24 10:00:00
MIX3日目→EQイコライザーの種類について
イコライザ(EQ)の種類と使い方
イコライザ(EQ)の種類と使い方
イコライザ(EQ)は、音の特定の周波数を増減するためのツールです。EQの種類は大きく3つに分けられます:グラフィックイコライザ、パラメトリックイコライザ、そしてセミパラメトリックイコライザです。
1. グラフィックイコライザ
これは多くの周波数帯(通常は10から30帯)を持つイコライザで、各帯域は固定された中心周波数を持ちます。ユーザーはスライダーを上げ下げして各帯域のゲインを調整します。
このイコライザは視覚的にわかりやすく、大まかな周波数調整に便利です。
2. パラメトリックイコライザ
これは中心周波数、ゲイン(増減量)、そしてQ(品質係数、つまり帯域幅)を調整できるイコライザです。
これによりユーザーは特定の周波数を精密に制御することが可能です。これは混合やマスタリングの際に特に有用で、特定の周波数の問題を解決するのに適しています。
3. セミパラメトリックイコライザ
これはパラメトリックイコライザと同様に中心周波数とゲインを調整できますが、Q値は固定されています。
これは中間的な調整に使われます。
イコライザの使用方法
これらのイコライザを使用する際には、まずは周波数スペクトル全体での大まかなバランスを見つけるためにグラフィックイコライザから始め、次にパラメトリックイコライザを使って特定の周波数の問題を修正するという方法が一般的です。
また、すべてのイコライザ調整は、全体的なミックスの中で行うべきです。単独のトラックのサウンドを「良くする」ためにEQを使うのではなく、トラックが全体のミックスの中でどのようにフィットするかを考慮することが重要です。
また、EQの調整は微妙な作業で、過度に調整すると音質が悪くなる可能性もあります。したがって、耳を頼りにして少しずつ調整を行うことがおすすめです。